自己紹介と、入社までの経緯を教えてください。
現在は、パットコーポレーションの人材サービス事業部・現場管理課で課長を務めています。もともとは当社の派遣スタッフとして現場で働き始め、その後リーダーを経て、正社員として登用されました。
スタッフとして働き始めた当初は、派遣という業界に強い興味があったわけではありませんでした。ですが、リーダー業務を任されたことで、人をまとめて現場を運営していく仕事の面白さを知り、この経験をもっと深めたいと思うようになりました。
正社員として声をかけていただいたのは、現場経験が長かったことに加え、フォークリフト免許を持っていたことも評価してもらえたと思います。最初はリフトに乗らず軽作業をしていたのですが、徐々に経験を重ねる中で、運搬業務にも携わるようになりました。
また、人と話すことが苦手ではなかったこともあり、リーダー業務を通じてスタッフに指示を出す、現場の流れを把握して動かすといったスキルが自然と身についたこともあり、正社員として働く決意を固めました。
現在の仕事内容について教えてください。
とある倉庫で、出荷・入庫・在庫管理を請け負う部署の統括をしています。この部署では、大手量販店で扱うペット商品や輸入食品を中心に、日々大量の商品を取り扱っています。社員7名とサポーター1名のチームのもと、約50名のスタッフが在籍しており、私はその全体管理を担っています。
業務内容としては、社員の教育、採用、お客様との折衝はもちろん、現場の動きをリアルタイムで把握し、人員配置や段取りを調整しながら効率的に現場を回すのが主な役割です。以前は自ら現場に入りリフト作業もしていましたが、現在は指示・管理側にシフトしています。
PATのキャリアアップの仕組みについて教えてください。
半年に一度、部長・社長との三者面談があり、自分の取り組みをシートにまとめて報告する場があります。また、スキルチェックシートや考課表といったツールを通じて、自分の成長を見える化できるのも特長です。
評価は一律の基準だけでなく、上司からの推薦や現場での実績も大切にされているので、真面目に取り組めば確実にチャンスは巡ってくると思います。
1日のスケジュールを教えてください。
朝の段階で、出荷・入庫・在庫状況のデータを確認し、その日の作業計画を立てます。この現場には、複数のグループが存在しており、それぞれ異なる商材を担当しています。作業の進み具合や、トラックの到着状況によっては、早く終わりそうなグループから遅れているグループへ人を回すなど、リアルタイムで判断しながら動いています。
物流の現場は本当に臨機応変さが求められます。急な出荷追加や、入庫の順番変更があればその都度計画を組み直し、現場全体がスムーズに進むよう調整しています。
仕事をする上で大切にしていることや心がけていることはありますか?
まず相手の話を聞くことを、常に意識しています。指示や注意だけでなく、相手がどういう意図で行動したのか、なぜミスが起きたのかなど、相手の視点を理解することで納得感のある対話ができると思っています。
また、年齢も性格も異なるスタッフが同じ現場で働いているからこそ、小さなわだかまりが大きな摩擦にならないよう、共有と声がけを徹底しています。お互いに気持ちよく働ける空気をつくることが、結果的に現場全体の質にもつながると思っています。
これまでの仕事で印象に残っているエピソードはありますか?
とても印象に残っているのは、当時15歳だった派遣スタッフが入社してきたときのことです。最初は人と目を合わせるのも苦手そうで、コミュニケーションに苦労しているようにみえていました。ですが本人は少しずつ仕事を覚えて、周囲と関わりながら成長していきました。
今では、サポーターとして社員を補助する立場にまでなり、新しく入ってきたスタッフに教える側としても活躍しています。私も長年一緒に仕事してきたので、本人の成長に関われたことは大きな財産です。
やりがいを感じるのはどんなときですか?
スタッフの成長が何よりのやりがいです。特に若いスタッフが責任を持って動けるようになったり、現場でこの人に任せれば安心と思える存在に成長していく姿を見ると、自分のやってきたことが意味のあることだったと感じます。
また、私が声をかけて正社員になったメンバーも何名かいます。こうした形で人のキャリアに関われることも、この仕事の大きな魅力だと思います。
職場の雰囲気を教えてください。
浦和の事務所を拠点にしています。20代〜60代まで幅広い年代が働いていますが、年齢による壁はほとんど感じません。コミュニケーションも積極的で、何かあればその場で率直に話して解決していく文化が根付いているので、非常に風通しの良い職場です。
普段はしっかり仕事に取り組みつつ、休憩時間や雑談の時間はにぎやか。メリハリのある良い職場だと思います。
今後の目標を教えてください。
部下たちを役職者として育てていくことが、いまの自分の一番のミッションだと思っています。役職がつけば収入も上がり、やりがいも大きくなる。それによって本人のモチベーションが上がれば、現場の質も自然と向上します。
また、現場運営においては、事故ゼロの達成も目標のひとつです。小さなヒヤリ・ハットを見逃さず、日々の管理を徹底していきたいです。
どんな人がPATに向いていると思いますか?
人と関わりながら、自分も成長したいと思っている方には、非常に向いている職場です。現場の管理職は、ただ作業をこなすだけではなく、人を育て、場を動かしていく立場。責任もありますが、その分だけ得られる経験値はとても大きいです。
自分の裁量で働きたい、チームで成果を出したい、そんな思いを持っている方にはぜひ挑戦してほしいです。
応募者の方へメッセージをお願いします。
最初から管理職は難しそうだと感じる方も多いと思います。ですが、入社後はまず作業からスタートし、徐々にステップアップできる環境があります。
未経験でも、一つひとつ学んでいけば、必ずできるようになります。周囲も全力でサポートしますので、少しでも興味を持ってもらえたらぜひ応募してみてください。